リゾートバイトの交通費は、求人13,861件のうち1,384件しか条件を書いていない
- 交通費の条件が書かれている求人は1,384件(10.0%)。 上限額まで書いているのは885件(6.4%)です
- 上限額が書かれているもののうち、最も多いのは 20,000円で418件。中央値は20,000円
- 本人が関東から沖縄へ行ったときの実費は片道21,020円。 上限が書かれている求人のうち64%は、 この片道分だけで上限を超えます
上限額はいくらに設定されているか
| 上限額 | 件数 | 割合 |
|---|---|---|
| 20,000円 | 418件 | 47% |
| 30,000円 | 262件 | 30% |
| 15,000円 | 98件 | 11% |
| 25,000円 | 27件 | 3% |
| 50,000円 | 25件 | 3% |
| 10,000円 | 25件 | 3% |
| 5,000円 | 11件 | 1% |
| 16,000円 | 6件 | 1% |
金額が書かれている885件を集計しました。 20,000円と30,000円の2つで 大半を占めています。中央値は20,000円です。
会社によって、書いているかどうかが極端に違う
| 派遣会社 | 掲載求人 | 交通費の記載あり | 割合 |
|---|---|---|---|
| ワクトリ | 4,548件 | 83件 | 1.8% |
| 株式会社ダイブ(リゾートバイトダイブ) | 3,878件 | 113件 | 2.9% |
| グッドマンサービス(リゾートバイト.com) | 2,614件 | 8件 | 0.3% |
| 株式会社ヒューマニック(リゾバ.com) | 1,198件 | 0件 | 0.0% |
| 株式会社RESORT CROSS(リゾートクロス) | 1,179件 | 1,177件 | 99.8% |
| 株式会社アルファスタッフ(アルファ・リゾート) | 444件 | 3件 | 0.7% |
同じ「交通費支給」でも、条件まで書いている会社と、一言も書いていない会社に はっきり分かれます。6社しかないので「求人数が多いほど書かない」とまでは言えませんが、 実質1社だけが条件を公開している状態です。 書いていないこと自体が悪いわけではありません(応募後に個別に案内される場合があります)。 ただ、応募する前に比較できないという点では同じです。
実際にいくらかかるか
本人が関東から沖縄本島北部の勤務地へ行ったときの、往路の実費です。
| 内訳 | 金額 |
|---|---|
| 航空券 | 16,580円 |
| 現地までのバス | 1,650円 |
| モノレール | 290円 |
| 前泊した宿 | 2,500円 |
| 片道の合計 | 21,020円 |
片道で21,020円です。往復なら単純計算で42,040円かかります。 上限20,000円の求人だと、往復では足が出ます。 北海道や沖縄のように飛行機が必要な勤務地では、ここが実際に効いてきます。
「全額支給」と書いてあるのに、自己負担が出ることがあるのはなぜか
「リゾートバイト 交通費 嘘」という調べ方をしている人がいます。 広告では「交通費全額支給」と見かけるのに、実際に自己負担が出たという話があるためだと思います。
掲載中の求人から言えることを、そのまま書きます。 まず、支給されないという意味ではありません。支給される求人はあります。 そのうえで、自己負担が出る形が3つあります。
- 上限がある。金額が書かれている885件の中央値は20,000円です。 実費がこれを超えた分は出ません。関東から沖縄への片道21,020円は、 上限が書かれている求人の64%で上限を超えます
- 規定のルートで計算される。安い経路を基準に計算されると、 実際に使った便との差額は自分で負担することになります
- 支給の条件がある。契約期間を最後まで勤めることが条件の場合、 途中で辞めれば出ません。先に自分で払っているので、その分が自己負担になります
つまり「全額支給」という表記そのものは、 その会社の規定の範囲で全額、という意味であることが多いです。 規定の中身が求人票に書かれていないので、応募前に比べようがない。 そこが実際の問題だと思います。
当サイトは各社が公開している求人ページの文字列を集めているだけなので、 実際に支給されたかどうかは確かめる手段を持っていません。 書かれていない=支給されない、でもありません。
「交通費支給」は、実費精算とはかぎらない
本人の契約はこうでした。
- 往復の交通費として上限30,000円
- 領収書を出せばその分もらえる、ではなく、 契約期間を最後まで勤めた場合に支給される
つまり現地へ行く費用は先に自分で払い、それが戻ってくるかどうかは 最後まで働けるかにかかっています。途中で辞めれば自腹です。
これは「行ってみて合わなかったら帰ればいい」という考え方が 成り立ちにくいことを意味します。遠方ほど先払いが大きくなるので、 その分だけ辞めにくくなる。求人票の「交通費支給」という4文字からは、 ここまで読み取れませんでした。
応募前に確認すること
- 実費精算か、上限つきか。上限はいくらか
- 支給の条件は何か(最後まで勤めるのが条件か、一定期間で出るのか)
- いつ払われるか(初回給与と一緒か、契約終了後か)
- 往復か片道か。帰りも出るか
- 飛行機は対象か。規定のルート以外でも出るか
掲載中の求人13,861件のうち12,477件は、 この5つのどれも書いていません。聞かないと分かりません。
この集計の限界
- 各社が公開している求人ページに書かれている文字列を集計したものです。 書かれていない=支給されない、ではありません
- 実費の部分は1人が1回、関東から沖縄へ行った記録です。 出発地と勤務地が変われば金額は変わります
- 支給条件は会社ごとに、また勤務先ごとに違います。 ここに書いたのは本人の契約1件の内容です