リゾートソート > 時給と実質時給

時給1,200円の求人で24日働いたら、実質706円だった

集計日 2026年09月13日/このサイトを作っている本人が2026年8〜9月に沖縄県で 実際に働いた記録(24日勤務)と、掲載中の求人13,861件の集計から

何が起きたか

内訳

項目実測
契約期間35日
シフトが入った日24日
休みだった日11日
拘束時間の合計(休憩込み)147.0時間
実働時間の合計119.5時間
1回あたりの拘束(平均)6.1時間
1回あたりの拘束(最短)4.75時間
通勤(片道)約70分
通勤を含めた1日あたりの拘束8.5時間

休憩は8月が1時間、9月から1時間15分でした。 シフトは短い日で4時間45分、長い日で7時間30分です。 フルタイム8時間×週5=月160時間を想定していると、実働120時間はその 75%にとどまります。

求人票の「徒歩10分」は、職場までの時間ではないことがある

ここが一番のずれでした。実際の移動はこうです。

10時30分から勤務に入る日は、9時20分ごろに寮を出ていました。 勤務開始の約70分前です。求人票に書かれていた距離の表記は、 この全体を指すものではありませんでした。

掲載中の求人は、通勤をどう書いているか

沖縄県の求人1,330件を集計しました。

通勤の表記件数割合
徒歩15分377件28%
徒歩10分212件16%
館内・敷地内150件11%
徒歩5分148件11%
送迎あり108件8%
徒歩3分74件6%
徒歩1分63件5%
徒歩2分46件3%

全国13,861件で見ると、「徒歩◯分」と書かれている求人が10,586件、 「送迎あり」が1,620件です。ただしこの「徒歩◯分」が 寮から職場までなのか、寮から最寄りのバス停までなのかは、求人票からは判別できません。 当サイトも、書かれている文字列をそのまま掲載しているだけで、 実際の所要時間を確かめる手段を持っていません。

応募前に聞いておくべきこと

求人データを13,861件集めて分かったのは、 時給は必ず書かれているのに、働ける時間数はどこにも書かれていないということです。 各社の求人ページを1,200件走査しましたが、最低保証時間の記載は1件もありませんでした。 時給と労働時間の掛け算のうち、片方だけが公開されている状態です。

なので、応募前にコーディネーターへ直接聞くしかありません。

この5つは、どの求人票にも書かれていませんでした。聞けば答えてもらえます。

寮費が無料でも、手元にはいくら残ったか

リゾートバイトの求人でよく書かれているのは「寮費・食費・光熱費無料」です。 今回もそのとおりで、住居費は1円も払っていません。 それでも35日間で77,089円使っていました。 クレジットカードの明細、PayPayの履歴、ATMで引き出した現金を全部足した額です。

使いみち金額割合
食料品・日用品の買い出し13,198円22%
遊び・交際12,840円21%
飲み会11,033円18%
外食9,293円15%
コンビニ・自販機6,179円10%
ネット通販4,226円7%
カフェ3,000円5%
サブスク・通信1,100円2%

カード決済分の内訳です。これに加えてPayPayが7,000円、 現金の引き出しが9,220円(ATM手数料を含む)ありました。

賃金から差し引くとこうなります。

項目金額
賃金(時給1,200円×実働119.5時間)143,400円
現地で使った額−77,089円
手元に残った額66,311円
1日あたりの生活費2,203円

住居費がゼロでも1日2,203円かかっています。 賃金の54%が現地で消えた計算です。 内訳を見ると、生活に要る食料品・コンビニ・外食よりも、 遊びと飲み会の23,873円のほうが大きい。 これは自分の使い方の問題であって、リゾートバイト側の条件ではありません。 ただ、短期で人が入れ替わる職場では歓迎会や送別会が続くので、 「寮費無料だから全部貯まる」という前提で来ると、その分だけずれます。

交通費は「実費精算」ではなく「勤め上げたら出る」だった

赴任にかかったのは往路で21,020円です。航空券、那覇で1泊した宿、 空港から現地までのバス、モノレール。上の集計には入れていません。 交通費が支給されるからです。

ただ、その出方が思っていたのと違いました。今回の条件はこうです。

実際にかかった往路21,020円は上限30,000円の中に収まるので、 最後まで働けば持ち出しはゼロになります。 逆に言うと、途中で辞めた場合は自腹です。 現地まで行く費用を先に自分で払って、それが返ってくるかどうかが 最後まで続けられるかにかかっている、という形になっていました。

これは「行ってみて合わなかったら帰ればいい」という考え方が 成り立ちにくいということでもあります。 遠方ほど先払いの金額が大きくなるので、その分だけ辞めにくくなる。 求人票の「交通費支給」という4文字からは、ここまで読み取れませんでした。

支給の形は会社ごとに違います。応募前に次の3つを確認してください。

この記事の限界

通勤条件で絞り込んで求人を見る →